OlympusのPEN-Fが発表されました。

少し前に噂やリーク写真がありましたが、OlympusのPEN-Fが発表されました。


何ともクラシックな佇まいです。昔見たことがあるカタチです。

OM-D系のカメラが元気だったなか、久々のPENシリーズの発売となります。このカメラのコンセプトは高画質のスナップカメラで、モノクロにも焦点を当てています。なかなか面白いコンセプトと言えると思います。

最もわかりやすい機能としては、初めてのボディ内EVFの搭載です。当然の進化だと思いますが、「遂に」とも感じますね。

もう一つ、前面のダイヤルは「クリエイティブダイヤル」だそうです。このダイヤルは、アートフィルターやカラークリエーターなどプリセットを呼び出せるので、Pentax Qのダイヤルの使い方と似ています。「モノクロプロファイルコントロール」を謳っている事もあり、フィルムを入れ替えるように複数のモノクロプリセットをこのダイヤルに追加してT-MAX的なモノクロとAcros的なモノクロの使い分けなんか面白いかもしれません。
軍艦部にしても、非常にクラシックです。惜しむらくは上部のダイヤルでクラシックな機能は露出補正の方のみで、富士フイルムのデジタルカメラのようにシャッターダイヤルではない点です。

名前はPEN-Fですが、オリンパスが1960年代に発売していたハーフサイズ(フィルムの半分)の一眼レフカメラ「オリンパスペン F」と同じで、HPではそのロゴもありました。当時のペンシリーズはフィルムの消費を半分に抑えられる事からファミリー向けの製品でしたが、オリンパスペン Fはハーフサイズながらもシステムカメラを目指しており、ユージン・スミスなどのプロも使用されていました

フィルムカメラを完全に意識したデザインですが、往年のオリンパスペン Fよりもバルナックライカ、特にLeica IIIfを意識されていると思います。新PEN-FのクリエイティブダイヤルとLeica IIIfのスローシャッターダイヤルとかね・・・。
Leica IIIf

かなりいいカメラなのではないでしょうか。AFも速いので、EVFの0.62倍の見えがOM-Dの0.74倍と比べて遜色なければ、コンパクトさでPEN-Fの方が好きな方が多いかもしれません。
私に取ってのポイントはモノクロプロファイルコントロールがどれだけ好きか、かもしれませんが。

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