レトロカメラの呪縛。

FujiFilm X-Pro2OlympusのPen Fなどレトロなカメラが目立ちます。往年の銘機のスタイルを踏襲したカッコいいものです。

X-Pro2

レトロと言うと聞こえはいいですが、懐古主義と言われてしまう可能性もあると思います。

例えば、どうしてもPen Fのフロントダイヤルは違和感があります。ダイヤルで様々な設定にする事事態に問題はないのですが、どうしてもあの場所になくてはならなかったのでしょうか。

また、Olympus E-M1 Mark IIの電源スイッチは1971年に発売されたフィルムカメラの初代OM-1のオマージュです。
どちらも大きく否定する気はありませんが、機能を損なってまでノスタルジックになる必要はないと思います。過去に縛られると先進的な発想もできなくなる恐れすらあります。長い間一眼レフのミラーがデジタルカメラに使われてきたのもそんな理由かもしれません。
カメラをゼロから設計してデジタルカメラに特化した配置は大事だと思います。あのライカですらLeica SLやTLでは今までのカメラと異なる構成にしており、デジタルカメラならではのカメラに仕上がっていると思います。Leica Mはなくならないと思いますが、こういった他のカメラでは先進的な考えを持っていると思います。


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