Nikonはカメラメーカーであると共に、レンズメーカーでもあると思います。レンズ大好きな私としてはレンズメーカーとしてのNikonに興味があります。
他のミラーレスカメラに先行されていますが、Nikonはそれらを真似する事なく、自社のカメラとレンズの限界に対して真面目に取り組んだ結果と考えます。
特にレンズに興味がありますので、一眼レフのミラーがなくなった事もそうですが、レンズマウントが大きくなった事が大きく起因していると思います。
スペック上の性能を同等にするのは簡単ですが、高い品質の画像を作る機材として考えていると思います。
50mm F1.8のレンズがスペック的に物足りなく感じるのはわかります。また、過去にカメラの標準レンズとしてそこそこの性能の50mm F1.8レンズが販売されていたのも事実です。過去のレンズは標準的なガウスレンズが多いです。4群6枚か5群6枚。2万円くらいでレンズキット扱いです。
これでも昔は高性能だったんですがね。そこから、ほぼ同じ仕様ですが最近では非球面レンズが加わったりしています。像面側にあるので像面湾曲と歪曲収差補正ですかね。
では、Zレンズの50mm F1.8はどうか。かなり贅沢な感じです。9群12枚。9万円でも安いくらいです。
青色の非球面と、異常分散レンズがあり、全面の凹レンズは最近の高性能標準品レンズのレトロフォーカス化と一致しています。ナノクリスタルコートや鏡筒が伸びないインナーフォーカス仕様です。
ZeissのOtus程ではないにしろ、贅沢な仕様です。
(Zeissは緑が非球面、紫が異常分散レンズ)
昔の標準レンズはF1.4やF1.2でも少し絞らないと性能が高くなりませんでしたが、このレンズはF1.8から使えそうですね。
35mm F1.8も同様に高性能っぽいですね。
後はこれらのレンズでの色再現等、カメラとのペアリングが大事ですね。これにハンドリングやスタイルがNikon的なので、魅力的に感じる方が多いでしょうね。
これを見るとZ6カメラと50mm F1.8 Zレンズが欲しいです。後は、Nikon伝統の105mmです。マクロでもいいですよ。