三日間断食してみました(2018)。

去年に続き、断食してみました。

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三日間断食を経験して良かった事も多かったので、今年もやってみることにしました。
前回の経験があるのでわかったのが、

  • 電解質を十分に取ること
  • 限界が近付くのが午後3時なので食料を準備すること
  • 一番辛いのは24時間後の夕飯時であること

そんなわけで、今年の断食の様子は以下のようになります。

断食前日:最後の晩餐

最後の食事を食べました。本来ならば炭水化物や糖質を少なめにして、糖質接種ゼロの体に備えなければいけないのですが、手巻き寿司でご飯をたくさん
食べてしまいました。そしてデザートまでも。

一日目:維持、空腹、そしてお通じ

朝起きた時点では胃が起きておらず、空腹はありませんでした。
72時間中12時間が終わっているのでこのままスムーズに・・・とはいかないのはわかっています。
とにかく多くの水分を採ろうと頑張りました。
午前中の空腹は我慢ができました。朝ご飯を抜くことくらいはなんの問題でもなかったのですが、昼時になると腹が『そろそろメシくれ』と信号を脳に送ります。
午後6時ともなると空腹がピークに達します。仕事中は集中できるので空腹が紛れるのですが、夕飯時は子供達に夕飯を作っているので食べ物のことを考
えねばならず、なかなかの苦行です。
お腹が空き過ぎたので子供達と同じくらいの時刻に眠ります。

二日目:朝からお腹が空いている

空腹のまま眠ったのですがいつもより一時間早く目が覚めてしまいました。朝もお腹が空いており、食べたいものを目の当たりにするのが拷問です。
先日の夕飯と同じ理由で一人ならば別のことをして気を紛らすのですが、子供たちの朝ご飯とお弁当を作るので苦行は続きます。
この時、体が炭水化物から得た糖質を消費仕切っている状態なので、エネルギー源として体が脂肪からケトン体を生成してエネルギー源としています。
実はまだエネルギーは豊富にあり、運動やトレーニングも多少することができました。
実は二日目から三日目辺りで歯がつるつるになっていました。食べ物を接種していないからなんでしょうか。

三日目:エネルギーの消費の変化

空腹は間違いなくあるのですが、常に前で主張するような空腹ではなく、鈍く潜在的な空腹状態です。まるで空腹の状態が当たり前となったしまった感じです。
集中力が高まり、むしろ高過ぎる集中力でした。時々意図的に休憩を取って脳を落ち着かせないと、高まった集中力によって思考が右往左往してしまいました。
いつもの昼休みに10分程度の休息を取り、そのまま仕事を続けました。
しかし、お昼時を過ぎた辺りから精神的に『後少しすれば食べられる』と考えるようになり、辛いです。
運動をするとすぐに力が入らなくなり、あまりきつい筋トレとかできなかったです。体の奥に潜む底力みたいなものが使えない感覚です。

三日間の断食中に気が付いたこと

  • 目が良くなった、疲れにくくなった
  • 肌がつるつるになった
  • 心拍数は上がっていた
  • 体重は1キロ減った(前回より減った量が少ない)
  • 集中力が高い割には、色々と目移りしてひとつのことに集中しにくくなった

毎日ご飯を食べているので胃腸が休める時がありません。一年に一回くらいは胃腸に休んでもらってもいいのではないかと思いました。
三日目に夕飯を食べました。タラと大量のキャベツの鍋物です。他に豆腐、しいたけ、うどんにシメの雑炊と、お腹に優しいもので脂質と糖質が少なめにしました。
とにかく多くのジャンクフードの接種はやめようかと思いました。元々あまり食べませんが。
食事の前に、シークワーサー濃縮ジュースのお湯割りをまず飲みました。クエン酸の吸収が早く胃腸を整えてくれます。
私は痩せ型なのであまり気にしませんでしたが断食後の最初の食事で炭水化物や糖類を採り過ぎると急なインスリンの上昇によりそれらの糖類を吸収しやすくなるようです。
この食べ物に恵まれた国に住んでいながらわざわざ空腹の状態にするので、常識に反するようですが、実は断食中では体が空腹が満たされた状態と比べて全く異なるのです。
空腹が満たされた状態では体が内部を浄化する必要がないのですが、このメカニズムをautophagy(オートファジー、自食作用)と呼ばれるようです。
この自食作用は細胞などの無駄を取り除く作用があり、いわゆる体のクレンジングになります。
体に糖質がある(炭水化物が分解された糖質も含む)とautophagyが止まります。
また、断食中には新陳代謝が高まります。恐らく空腹時にアドレナリン等が分泌されているからだと思います。人類の進化から考えると、飢餓の状態から
集中力が上がった時の狩りが成功する確率が上がりますね。
インスリンの分泌も膵臓が食物の接種によって開始します。血糖値が上がると、インスリンが分泌され、細胞が糖分の吸収を促します。
人類の進化に例えると、蓄えられるうちにできるだけエネルギーを蓄えておく体の仕組みで、同時に血糖値が高くなり過ぎないよう体に蓄える目的があります。ただし、現代では一日三食なので常にインスリンを分泌していることになります。
断食状態ではインスリンが低く保つことができます。
また、autophagyはがん細胞となり得る細胞をapoptosis(アポトーシス、アポプトーシス、プログラム細胞死)させるとも言われており、健康体でも年に2~3回の三日間断食はいいとの事です。
炎症が起こりにくくなっているのでしょうか。肌の調子が良くなった(元々悪くはありませんでしたが)のも関係していると思います。
断食間の空腹を紛らわせるのに最も効果的だったのは何らかの作業に没頭することでした。私の場合は仕事でした。
去年は週末に実施したので、買い物と大掃除をしたり、長い散歩をしました。本をゆっくり読むのもいいでしょう。
ひょっとすると昼寝とかもいいかもしれません。時間が過ぎてくれて寝起き時にはそれ程空腹感はないかもしれません。
理想的にはカロリー摂取を制約しているので、内臓を休めると共に体を休めて、更には頭を休めせて瞑想などもするのもいいかもしれません。
こんな感じで三日間断食をしてきましたが、私は今は年に一回しか断食をしていません。夏に一度やってみるのも一興だと思いました。

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