今日は色の話です。HTML講座でも取り上げているのですが、向こうでは主にHTMLを作成したい人用に紹介をしています。
そういうとなのでここでは色とかに関する変な噂、小言、などを話したいと思います。全部真実じゃないかもしれないけれども、少なくとも現時点ではオレは信じてしまっているのよね。色っていうのはホームページにおいては結構重要です。選んだ色によってページの印象が変わるからね。それでいて内容と一致したような色使いというのは非常に難しいところなのよん。
Webを見る時に一番最初に情報として処理されてしまうのは多分色だと思う。タイトルやコンテンツよりはね。
人が人と接するとき、その相手に対する第一印象というのは5~7秒で決まってしまうらしい。長くて20秒とのこと。そしてその基準となるのはあくまでも50%以上の確立で外見。らしい。ま、でも人間同士の印象ならば、「最初は暗そうだったけど話してみたら意外と明るかった」とか挽回のチャンスはあるかもしれないけれど、Webの場合はそうはいかない。最初から「なんか違う」と思ってしまったらオレなんかは即違うページに行ってしまうよね。もちろんページによって違いますが、中身で勝負、とばかり言ってはいられないと思う。
さて、肝心な『色』ですが我々はただ色を見ているだけではなく、感じている部分もあると思う。それは今まで生きてきた経験や記憶とかで決めてると思う。わかりやすく言えば青いものは冷たく、赤いものは暖かく見えるかもしれない。心理的温度差というものが存在するとして、赤っぽい部屋と青っぽい部屋だったら感じるところは違うと思う。更に、青、緑、黒などの『寒色』は時間を遅く感じさせるため、オフィスや勉強部屋に適してるといわれている。反面、赤、黄色、橙などの『暖色』は時間を早く感じさせるのでファーストフードやお店など、客の回転を早くしたいときに効果的だそうだ。言われてみればマック、ケンタッキー、ユニクロなどは店に暖色を使ってるよね。
それとはちょっと別に、ファッション業界はとても色に関して敏感なところがありますよね。今年の流行色がこれだ、とか秋の流行色はこれだ、とかよく聞きますよね。さてさてここでちょっとショッキングなニュースです。一般的に流行色と呼ばれてるものは約二年以上も前から決定してるのでぇす!
JAFCA(Japan Fashion Color Association) という団体が国内の流行色を決めてるみたいなのだよ。
というわけであなたが今着てる服、今の流行色と言ってもあの団体に踊らされてるだけなのだ。おほほ。まず、世界18国の流行色代表が集まってインターカラーという色が決定する。これが実際より24ヶ月前。日本の代表の人がそのインターカラーというのをベースに日本人の好みに合うようにJAFCAの人達と相談する。18ヶ月前。JAFCAが決定した色は合繊メーカーに発表。そして服飾デザイナーは流行色を使った新作を作り始める。デザイナーコレクションで作品発表が行われる。6ヶ月前。そして実シーズンの1~3ヶ月前に各雑誌に公開される。長い道のりじゃ。
ま、ちょっと脱線したけど今日から毎日の生活の中で少し色っていうのを意識して欲しいです。偶然立ち寄った場所や、更には毎日見ているもので考えてみるのも面白いかも。今までは見落としていたところが新たに見えるかもしれないですよ。ホームページなどを作る予定のある人は自分の伝えたい内容をよく考えてから色を決定した方がいいでしょう。