RicohのGR II及びGR用にマクロコンバージョンレンズ「GM-1」が発売されます。
GR IIもしくはGRのレンズ部に装着することで、最短撮影距離を10cmから3.5~8.5cmまで短縮できるそうです。小さいセンサーからAPS-Cサイズのセンサーにする事で弱くなったマクロ部分を補うアップデートです。
センサーを大きくすると解像度は確かに上がりますが、被写界深度は浅くなります。ピント面が薄くなって被写体の前後がボケて被写体を際立たせる表現ができる一方、レンズのピント面の範囲が狭くなります。中間距離の2~5mと遠景で画質が良いレンズは、センサーが大きい程近接の性能の双方を満たす事は困難で、コンパクトさが売りのカメラ/レンズでは尚の事です。よって、レンズ固定式で高い性能を持つレンズにはマクロ使用のためにコンバージョンレンズが必要となります。
このレンズ最短撮影距離を10cmから3.5~8.5cmまで短縮できる事で、最大撮影倍率は0.35倍です。レンズ構成は3群3枚だそうで、非常にコンパクトにまとまっています。
昔のGR Digitalの時代程ではなくとも、このカメラでマクロができるのは嬉しいです。欲しい。