「50 years of the Leica Noctilux-M」のページが開設されています。
Noctiとは「夜」の意味で、Luxは光なので、夜でも撮れるレンズの意味を冠するレンズです。
50周年と言うことで、1966年の発売です。焦点距離が50mmのNoctiluxは当初はF1.2でした。しかし、そのレンズは手磨きの非球面レンズが採用されており、数が少ないです。今でもこのレンズは中古市場でプレミアムな価格で取引されています。
1976年にはMandler博士の新設計によってついにF1を達成。私はこのレンズが最も欲しいレンズです。
長年生産されていたNoctiluxが、30年以上経った後の2008年に、非球面を採用してF1を超えるF0.95を達成しました。また、フローティング設計で近距離撮影の描写も向上しました。
歴史的には、初期のNoctiluxが発売されたことによって、日本のレンズメーカーがこぞって大口径に取り組みます。NikonのNoct-Nikkor、キヤノンのF0.95、Zunow 50mm F1.1、フジノン5cm F1.2など、様々な明るいレンズが登場しましたが、やはり群を抜いてNoctiluxがカッコいいですね。