コシナがフォクトレンダーブランドのUltron 40mm F2をリニューアルしました。
私はリニューアル前のそのまた前の、2002年に発売されたレンズを持っています。
おそらくですが、光学系は変わっておらず、外観がよりクラシックになっております。
この焦点距離には思い入れがありますね。
135判のカメラで、40mmは一見馴染みのない焦点距離かもしれません。35mmの方が余程レンズの本数や種類がありますね。
ただし、中判の二眼レフやHasselbladの標準レンズは、大体この画角です。フィルムの対角距離に近い焦点距離です。
PentaxのLimitedレンズで43mmというのがありますね。
古くは1950年代の中判二眼レフ、AE時代はMinolta CLEの標準レンズ、高級コンパクトカメラのContax T2や、小型カメラのRollei35等、40mmはちらほらとありました。
同じフォクトレンダーのMマウントレンズの40mm F1.4 Noktonもありますね。このレンズはわざと開放でのフレアを発生させて、絞り込みによる描写の変化を楽しめますが、Ultron 40mm F2はフィルムに最も近いレンズが両面非球面だったり、超高屈折率ガラスを採用したりと、開放からとても性能が高いレンズです。
マウントはCPU内臓のAi-Sのみですが、カニ爪がカッコいいですね。