私的カメラレンズの原則。

その一。良いレンズは売ってはいけない。です。
その二。良いレンズを評価する時はレンズではなく、そのレンズで撮った写真を見るべし。です。
できれば一年くらい使いたいです。
その三。良い写真を撮るのにレンズはあまり関係ない。です。
Leica
そして『その三』の反対は・・・どんなに良いレンズでも、ひどい写真は撮れてしまう、です。

その四。高性能なレンズを使っているからと言って偉い訳ではない。です。
その五。高価過ぎるレンズはありません。です。
そして『その五』の反対もあり・・・どんなに安価なレンズでも、自身が気に入っていれば、それは正しいレンズである、です。
その六。レンズの数は『欲しい数のレンズ』と『必要最低限の数のレンズ』の間、です。
その七。全てのレンズに価値があります。
レンズは大好きなんですが、最近のレンズ選びはあまり重要ではなくなってきたと言わざるを得ないですね。デジタルの今、色々なデジタル補正が可能なので、フィルム時代と比較して、レンズそのものの性能が決め手となりにくいのも事実です。
原則その一はレンズの代わりがない事を物語っています。同じレンズ名でも、個体によって気に入るか気に入らないかが決まってしまう時もあります。
原則その三ですが、テスト写真とか性能評価があまり意味ない事を物語っています。完全に複写コピーが必要な撮影もあるでしょうが、そうでない写真がほとんどのはずです。レンズの特性を見出して使うのが楽しいのです。Holgaのカメラで写真集を出せる人がいる訳ですからね。
原則その四ですが、テスト撮影でしか見分けのつかない差があったとして、撮影で見えなければ、その性能は存在しないのと同じだと思います。写真でその差が見えなければ、どちらのレンズが良いとも言えません。
大凡の場合、同じ写真を二度と撮ることはできないと思います。なので原則その五から好きなレンズを使えばいいと思う訳です。信頼できるレンズ、とも言えます。そう言う意味ではどんなレンズでもいいんですよね。
原則その六、よく知っているレンズを数本持つべき、とも言えます。無数のレンズがあっても使いこなせなければ意味ないです。
原則その七ですが、どんなレンズでも良い写真が撮れると言う事です。アタリを引く事が可能です。

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