新しいMacbook Airが発表/発売しました。同時にM1ベースの新しいMacBook Air、13インチのMacBook Pro、そしてMac Miniが発表され、本来は3つの異なるコンピュータというよりも、同じコンピュータの3つの異なる姿を表していると考えたほうがいいでしょう。
Macbook Airのバッテリ寿命に着目します。Appleが今年3月からIntelベースのMacBook Airの「ワイヤレスでのウェブブラウジング」と「Apple TVアプリのムービー再生」のバッテリー駆動時間を見積もったところ、それぞれ11時間と12時間でした。新しいM1 MacBook Airでは、これらの時間を15時間と18時間に押し上げています。更にAppleの新しいM1 MacBook Proのスペックでは、ウェブブラウジングとムービー再生で17時間と20時間のバッテリー駆動時間を謳っています。Intelベースの13インチMacBook Proは、これらのテストではそれぞれ10時間持ちますので、単純に倍です。
これこそが、「Apple Silicon」の意味を知らないマスマーケットの消費者に向けたメッセージです。MacBook AirやProを一晩充電しておけば、一度もコンセントの近くにいなくても一日中使うことができます。充電することと使うことは全く別の行為であるという点で、この新しいMacBookをiPadのように使えるようにすることを意図しているのは明らかです。
わくわくするのは、未だ低価格帯のMacしか発表されていない点です。
ちなみに、Macbook AirとMacbook Proの差ですか、以下の通りです。Macbook Proにあるものが以下です。
- より明るいスクリーン(500nits と 400nits)
- より大きなバッテリー(58W/h と 50W/h)
- ファン
- より良いスピーカーとマイク
- タッチバー
- わずかの重量、100gくらい
基本的に同じですね。
M1 13インチMacBook Proは、持続的なパフォーマンスではMacBook Airよりも優れていますが、それはCPUやGPUが優れているからではなく、高性能なコアをより長く高速に動作させるファンを搭載しているからです。M1 Mac Miniは、より大きな筐体を持ち、バッテリー駆動ではないので、さらに熱的な余裕があり、この3つの中では最速のマシンとなっています。しかし、同様にバッテリー駆動ではないので、同等のIntel製の前身モデルと比べても、ほとんどメリットがないようにも見えます。さらに注目すべきは、104,800円のエントリーレベルのMacBook Airに搭載されているGPUコアが8個ではなく7個であることです。
しかし、基本的にこれらは同じ2つのMacBookです – Proバージョンは、その冷却システムのおかげで少しだけパフォーマンスが高いです。そして、M1 Mac Miniはデスクトップの筐体に入った同じコンピュータです。
妻が息子の進級祝いにパソコンやスマートフォンの購入を検討しているので、そそのかしてMacbook Airにしよう(そして父のアカウントも作ってしまおう)。ひひひ。