PC自作。それは オタク 男のロマン。
これまでパソコンを利用してきて使い方はよくわかっていたものの、実際の構造や機械的な機能がどうなっていたのかわからなかった。
それでもやっていけるからである。別に内部のことなんぞ興味が余りなく、実際メモリの増設くらいしかしたことがない。ソフト関係には割と強いので、パソコンをいじるのは楽しいのだが。
そろそろ新しいパソコンが欲しいという事もあって、後輩と何気なく話していたら「だった作ったらどうですか。手伝いますよ」とラビットY崎(後輩)の提案。
ふ~~ん、それも面白いかな、と軽い気持ちで思った。自分の好きなパーツで組めるし、余計なソフトもついていなく、自分にあったものを作る。値段も安くなることであろう。
そんな気持ちで本屋へ行く。立ち読みで「パソコン自作入門」なるものを読んで、ある程度理解した。プラモと同じじゃん。
最新のパーツの研究もしたいこともあって、某パソコン雑誌「W○nPC」を購入。
一言:脱帽。
こんなに種類があってもいいのか、というくらいにパーツが多い。組みたいシステムによって「これは必須」「これは安いものでも良い」などと、凝れば凝るほど奥が深い。
この時点で約一ヶ月悩む。メガネという単純なものでさえ選ぶのに三ヶ月かかった。このパソコンパーツの場合はそれ以上に悩みそうだ。
まず、CPU。パソコンの頭脳というべく部分。これを作ってる会社は大きく分けると二社。当然各会社で性能別に色々と選択がある。悩む。
次にメモリ。これは安物でもいい感じがしたがやはり性能面でどれを買えばいいのか。CPUと釣り合いが取れるように買わないと。悩む。
ハードディスク。ファイルを溜めて置くところ。それも容量や速度によって値段が違う。悩む。
ビデオカード。これがないとパソコンの画面に何も写らない。どれも高いが3Dゲームをやらない自分は安いのでもいいのか。悩む。
CD-ROM。CD-Rに書き込みできるものが良いか。DVDはどうするか。今回は普通のCDドライブにしたが・・・悩む。
マザーボード。上記のパーツを乗せるもの。結局これと相性が良くなければ100%の性能は出せないかもしれない。悩む。
ケース。熱がこもると危険なので通気性の良いものを選びたい。でもカッコ良いのも欲しい。でも高い。悩む。
結局悩んでばかり。
これらのパーツを買いにいざ秋葉原に決行。色々なお店をまわって安いものを選ぶ。
結局買ったのは:
CPU:AthlonXP1800+
メモリ:PC2100(DDR266)CL2.5 256Mb X 2
HDD:IBM Deskstar 120GXP 7200rpm 80GB
Motherboard:MSI K7N420 Pro (ビデオ機能搭載)
しかしこれらの部品を選ぶのにかかった時間は実に6時間強。疲れ果てて大学に行く。
いざ、これから作る。