PFUのHHKB(通称:Happy Hacking Keyboard)を買いました。
単純に言うとBluetoothのキーボードが欲しかっただけですが、このキーボードに惚れてしまいました。
安いキーボードがある中、なぜわざわざ高価なキーボードを使うのか。
アメリカ西部のカウボーイたちは、馬が死ぬと馬はそこに残していくが、どんなに砂漠を歩こうとも、鞍は自分で担いで往く。
馬は消耗品であり、鞍は自分の体に馴染んだインタフェースだからだ。
いまやパソコンは消耗品であり、キーボードは大切な、生涯使えるインタフェースであることを忘れてはいけない。
【東京大学 名誉教授 和田英一】
このキーボードが素晴らしいと思うところは、キーの感触です。実に気持ちいい。
なんだか、とても優しい打診音と感触。病みつきです。
このタイピングの感触と言うのは、とても大事だと思います。タイピングが気持ちいいと、打診が楽で、違和感が減ります。タイピングがスムーズだと打っている言葉に集中でき、『キーボードに打ち込んでいる』という感覚から『言葉を打ち込んでいる』感覚になります。
iPadにつないでみました。ネイティヴにBluetooth接続が可能なので、理想的です。持ち運びに関しては、キーボードがごついために昨今の薄いノートパソコンよりも機動性は落ちます。機能面では、ノートパソコンは開いてすぐにタイピングができますが、この方式だと一旦全てを取り出して、Bluetooth接続もしなければいけないので、今一つ手順が必要です。
しかしながら、それらの不便よりも余りあるタイピングの感触と、iPadでモノ書きができる性能面での問題のなさ。
漫画や雑誌を見ており、インターネットの閲覧や、動画の再生に使っている薄いデバイスがそのまま執筆にも可能となると、ワクワクします。ブログ程度の書物ではこれで十分で、実際にこの記事もiPadとHHKBで書いています。
更に、Bluetooth接続ならばデスクトップにも使えるので嬉しいです。ノートパソコンには意味がないですかね。