十一月二十六日に大学のセミフォーマルパーティーがありました。今回はそのパーティーについて少々。
「セミフォーマルパーティーってなんじゃい?」と思ったあなた、ごもっとも。そこらへんから説明いたしましょう。まず、「セミ」というのは「半分」という意味です。「フォーマル」というのは「正装」なんて意味があります。「パーティー」はまあその・・・・ぱーてぃーですね(汗)。
ですから日本語に訳すと「セミフォーマルパーティー」は「半・正装ぱーてぃー」となるわけです。(日本語だと
しまりが悪いね)
ところでこのパーティーのためにオレとヤマトはチャリで30分、キングストンの町を駆け巡り、やっとの思いでたどり着いた古着屋さんで買い物をした。
んん?何を買ったかって?
じゃじゃ~ん、実はスーツを買いにいったのです!!
ヤマト曰く「こーゆーパーティーでは目立たなくてはダメ」ということらしい。
そこでこの古着屋で色々服をためすこと2時間・・・ついにお互い気に入るコンビネーションを見つけることになる。
大和は白っぽいベージュのスーツ。これに黒シャツ、黒ネクタイ。更にベージュのコートを購入。対するオレは水色のスーツに白いYシャツ、そしてちょっと花柄の青いネクタイ。更に灰色のコートを購入。
驚くべきことに、値段の通算が大和=$60(スーツ=$30、ネクタイ+シャツ=$5、コート=$15、プラス消費税=15%)、オレが$50(スーツ=$35、コート=$10、プラス消費税=15%)。
これは日本円でいうと5000円以下なのである。
というわけで古着屋の魔力に取り付かれたまま、家に帰ることになりました。
二人でうかれた状態でその日を過ごした後、待ちに待ったセミフォーマルパーティーの日がやってくる。
パーティー当日、オレとヤマトはスーツを着て会場へ行くバスを待っていた。8時開始だったものの、オレとヤマトの判断では「11時ぐらいからでも十分踊れる」ということでちょっと遅れて行くことになっていた。
オレらはこれだけ気合を入れているので、必然的に他の人の格好が非常に気になる。
しかし、やはりみんな結構普通の格好をしている。Yシャツのみ、それにネクタイ、セーターのみ、とか。スーツを着てる奴らも当然いたけれど、みんな黒でした。ふと気づいた時、オレらは自分達がかなり目立ってることに気づいた。これが狙いだったんだけどね。
ところでパーティー会場に着いてからはヤマトとオレはかなり舞い上がっている状態だった。ハイテンションもいいところでした。何故か、と言われてもわからないけれど、オレらの中では溜めていた興奮が一気に爆発したような状態だったので、周りの人達は結構退いてたかも。
後で聞いたところ、ヤマトに関しては「普段はおとなしそうなのにあの時は踊りまくっていた」という事だったらしい。オレに関しては「普段のハイテンションを2.5倍でかけたような感じ」だったって。
とりあえずオレとヤマトはあっちこっちで踊りまくり、時には知り合いと一緒に、時には二人だけで、そして時にはお互いに一人で他人と踊ってたりしていました。
やはり会場の中はかなり暑く、サウナ状態だったような気がする。それ故に必然的に水をいっぱい飲むことになりました。
終いには飲み物を配ってるオバちゃんに顔を覚えられてしまい、「あぁ、また水ね」とか言われてしまった。
そして三時間後、パーティーの終わりと共に、二人はブッ倒れるのであった。