格下げ。

小学校で習いました。太陽系の惑星の数。九つ。水金地火木土天海冥。水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星。Mercury、Venus、Earth、Mars、Jupiter、Saturn、Uranus、Neptune、Pluto。(しつこい?)。
最近、惑星と思われる星が二つ発見された。2004年に「第10惑星」と発表された冥王星より遠くにある「2003UB313」、そして火星と木星の間にある小惑星で最大の「セレス(ケレス)」。今までの定義でいくと太陽系の惑星は数十個になってしまうため、これらは「矮惑星(わいわくせい=dwarf planet)」と定義された。惑星の定義は、1.太陽を周回する 2.自己重力で球体になるのに十分な質量 3.その軌道周辺に類似の天体がないこと。対して、矮惑星は「太陽の周りを回り、十分重いため球状だが、軌道近くに他の天体が残っている、衛星でない天体」こと。冥王星は近くに同程度の小天体が多数見つかっているので、矮惑星の代表と位置づけられた。
1930年に発見されて、ずっと「惑星」だった冥王星は「矮惑星」に格下げされた。太陽系は8惑星と3矮惑星となり、「水金地火木土天海」はゴロの悪い言葉となった。
どうせ人間が決めたことなんだからあーだこーだ言う権利はないかもしれないけれど、ちょっとサミシイ。

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