実は結構高い買い物をしてしまった。
なんと!新しいエレキギターを買ってしまったのだ。うふふ。
某ギター雑誌の8月号にGibsonというギター会社の特集みたいなのをやっていて、その会社が新しく6種類のギターを出したという。そのなかで1950年代にはじめて出てきて、以来かなり根強い人気を誇っていたのが Les Paul Jr. というモデルであった。
そのギターの進化系、Les Paul Jr. Special Plus(な・・・長いよ)というのが今回の記事の目玉となっていたギターだった。最初に雑誌で見た時、その黄色い塗装と木目の模様の絶妙なバランスがとてもかっこよく見えた。値段は13万円とちょっと高いと思ったが、ギターとして(特にGibsonとして)は決して高い方ではなく、楽器屋では大体定価よりも安く売ってくれるものだ。雑誌で試聴していた人が『今までのLes Paulと違う』というようなことを言っていたのだが、実際に何がどう違うのかは自分で弾いてみないと分からないのでいざ楽器店へ向かうことに。実際に見たり弾いたりしたところ、このギターは見たところもさることながら、音にもかなり特殊な部分をもっている。Gibson系のギターにしては軽いので、体の小さいオレでも結構動き回れる。弾きやすいのも利点で、ネック(ギターの長いところ、右利きの人が左手を添えるところ)の感じが手にしっくりきたので気に入った。値段の方も予想どおり少し安くて、13万が9万5千円ほどになっていた。変な話だが、左利きであるにも関わらず、オレは右利きのギターを弾く。これは深い理由があるわけでなく、今となっては右利きのギターじゃないとだめなのだ。結果的に左手で形とか作ったりしてるので、まぁいいかな、とも思っている。
そこでことある度にギター屋に寄って弾いていたのだが、先週の日曜日にちょっと秋葉原に用があったので一駅隣の御茶ノ水に立ち寄った。この駅の付近には楽器屋がいっぱいあって、ついでだったので久しぶりにギター屋巡りをしようかな、なんて思っていたのだ。そこでクロサワ楽器に入ったら『金、土、日Gibsonセール!!!』とびっくりマークを三つも並べて宣伝していた。恐る恐るLes Paul Jr. Special PLus の値段を見てみると・・・8万5千円!!
ざっと頭の中で消費税の計算をすると、税込みで9万。これは買わないと!と思ったのでした。何度も弾いているにも関わらず、やっぱり買うものとあってはもう一度手にとって弾いてみるしかない。音の比較はできないけれども、なんとなく他に弾いたものよりも鳴りが良いような感じがする。アンプ(ギター用のスピーカーみたいなもの)もよかったしなぁ。
クレジットカードで買ったのだが、うまくいけばワールドカップのチケットが抽選で当たるかもしれないと思うと余計に嬉しい。値段は9万と90円だったのだが、三回払いで月3万を口座から引かれることになる。今やっているバイトのひとつが月3万、時給5000円ほどなので、このバイト代は当分の間、そっくりそのままギターに費やされることになる。
今は買ったばかりのギターを鳴らして昔練習したものを復習しながら最近の曲をコピーしてる。本当にエレキを所有するのは久しぶりなので、とてもとても嬉しい。これからはこのギターをより良い状態で弾くために、チューニングを試みてる。まず、音とかの出は完璧ではないと思うので(作る人がしっかりやっていれば良いんだけどね)、リペアショップでばっちり調整してもらうつもり。何を調整するのかというと、弦の微妙なズレとか弦高など音出しに重要なところ。更に自分でやることだけど、Gibsonのストラップ、ラッカー磨き、など実際に弾いてみて弾きやすい状態に持っていくことも大事。これは自分でもなんとかなる。
そして一番肝心なところは名前である。アホと言われようがなんと言われようが、名前は重要なのだ。前のエレキギターは『フランケン』だったし、アコギは『ジプシー』である。数日たって決定したのが:
命名:アイオリア。(このネーミングの出所がわかったあなたは凄い)